ポケカ初心者読め!暗黒邪悪魔神のブログ。~強くなる方法、こっそり教えます~

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ウッウロボはなぜ高騰したのか?本当の理由。

そもそもウッウロボとは何か

ウッウロボはジムプロモ限定のカードだ。要するに、公認大会の参加賞カードのうちの1枚である。問題なのは、新型コロナウイルスの影響で配布数が少なかった事。ここに全ての原因がある。

ジムプロモカードは再録の可能性が低い。そのため、再録読みで手放したり、買い控えたりするプレイヤーが少ない。そのため値段が釣り上がり続けているのが実情だと言える。

今は以前ほど転売ヤーの影響力がないため、暗黒邪悪魔神的にはプレイヤーからの需要だけで値上がっている物だと考えている。釣り上げとプレイヤーの需要が合わさって暴騰したサンダースVMAXとはやや毛色が違うと言えよう。

 

値上がりの理由に関する、3つの大きな勘違い

ウッウロボはミュウVMAXに採用されて値上がっているのではない

一番多い勘違いがこれ。

ウッウロボを値上がらせた最大の元凶はコイツラなのだ

いや、これってフュージョンだからミュウVMAXのせいなんじゃ……と思った奴に、何故コイツラが使われているのかを説明する。

コイツラの主な採用先は、現在環境トップデッキのメロエッタ型のフュージョンである。サポートをほぼカミツレのきらめきしか採用せず、残りの枠をグッズで埋める。それによって後攻1ターン目にゲノセクトのドローでカミツレのきらめきとフュージョンエネルギーを揃えて、メロディアスエコーで210以上のダメージを叩き出して後1でサイドを2枚取るのがメロエッタフュージョンの特徴。

この中にミュウVMAXの名前が出てこなかった事からも分かる通り、ミュウは必須パーツではない。現状でもメタルソーサーで置換できる他、今後相性が良いカードが出たらデッキから抜けるだろう。

このメロエッタ型のフュージョン後攻1ターン目に手札にカミツレのきらめきとフュージョンエネルギーを揃える必要性がある。この役割を果たすことができるカードが、ウッウロボしかなかった。これがウッウロボが絶対に必要な理由である。

更に言えば、ウッウロボを採用しているのはメロエッタフュージョンだけではないいちげきブラッキー等も採用しているカードなのだ。

いちげきブラッキーはその性質上バトルVIPパスを4投する方が良い。しかしながら、その構築では2ターン目以降にバトルVIPパスを引いてしまった場合に非常に困る処理する方法が少ないからだ。

この弱点を軽減するために、後から引いてしまったバトルVIPパスを投げ捨てる目的でウッウロボは採用されている。いちげきブラッキーは環境上位のデッキであり、次期環境トップとの意見すらある。そのためウッウロボの需要は当分尽きないだろう。

 

ウッウロボは他のカードでは代用できない

概ね前述の通りなのだが、詳しく見ていこう。

まずメロエッタなのだが、根本的にフュージョンエネルギーを後攻1ターン目にサポート権の使用無しで手札に加える必要性がある。現状山札から特殊エネルギーを持ってくる事ができるグッズはウッウロボ以外に存在しない。

コインの表裏に頼るのは問題があると思うかもしれないが、手札が減ればゲノセクトによるドローが多く行えるため、ドローでフュージョンエネルギーやカミツレのきらめきを引ける可能性が高まる。様々な事情が、ウッウロボの採用を強制しているのだ。

メロエッタフュージョンがウッウロボを採用しなくなるパターンは、エネくじ等の特殊エネルギーを山札から持ってくることができるグッズが再録される場合のみだろう。

いちげきブラッキーならばハイパーボールでの代用が不可能ではない。実際に入れない構築も比較的多い

ただし、いちげきブラッキーは構築の関係上サーチカードを積めない。ウッウロボのような万能サーチが必要になる場面は多くあり、デッキパワーを上げるために投入したくなる場合があるのだ

 

ウッウロボが後から値上がったのはおかしい

後から値上がったのではない。

前述した主にウッウロボが採用されている2つのデッキは、海外で開発された物だからである。

TCGにおけるフュージョンアーツに相当するパック、Fusion Strikeにはウッウロボが新規カードとして収録されていたのだ。これによって日本勢より実力面で優位な海外勢により、ウッウロボというカードのポテンシャルが研究され始めた。

それによって使用法が確立され、遅ればせながら日本にもそれが輸入された形になる。ウッウロボが配布されてから時間が経って高騰したのではなく、海外で発売されたから高騰したのである。この手の事案は日本勢と海外勢の実力差が原因でよく起こるので、海外の動向を知っておくと対処しやすい。

 

総括

この状態でポケモンカードを競技として成り立たせるのは不可能である。サンダースVMAX共々、迅速な、2022年1月中の再録が望まれる。

先行後攻の有利不利に関する問題、デッキ構築費用の暴騰、公式大会で頻発するTOD、公式大会のスイスドローのラウンド不足等、現在のポケモンカードは競技として成立しないレベルで大量の問題を抱えている

ポケカブームは終わった。今はそこで得た顧客を逃さないように、より遊びやすいゲームへの変革が必要な時なのではなかろうか。